音鉄レポート② 学研都市線 同志社前駅

JR西日本 学研都市(片町)線 同志社前駅[JR-H23]

 同志社前駅はJR西日本 学研都市線の駅で、一面一線の構造を持ちます。しかし、見ていただくと分かるように、もう一つ線路・ホームがありますが、これは学研都市線(一部駅)7両対応工事の際に使用停止されました。

ホームへの通路跡に設置された「立入禁止」の看板

 このように、現在は線路も本線と繋がっていないため、一面一線で木津方面、木津から京橋方面、京橋方面からの折り返しの三つのパターンの列車をさばいています。そのため、自動放送も録り甲斐があります。ここからは、放送内容について詳しくご説明します。

目次

1.自動放送のバリエーションが豊富!

 上でも少しだけ触れましたが、日中は大きく分けて3種類の放送を聞くことができます。まずは、折り返しをしない木津方面・四条畷、京橋方面の列車がそれぞれ1時間に2本(30分に1本)。これらは他の駅でも普通に流れている放送で、種別・行先・時刻・乗車位置・停車駅など…が流れます。

 次に四条畷方面からきた電車で、折り返して再び四条畷・京橋方面に向かう電車。このタイプの電車は学研都市線の構造上、どうしても同志社前以東では列車本数を減らさなければならないため、早朝以外の全時間帯に設定されていて、電車到着前と到着後で声優が異なるという特徴があります。これはシステム上、同志社前到着前は木津方面行きの列車として管理され、同志社前到着後は京橋方面行きの列車と管理されることに起因します。

2.放送内容・放送のタイミング 

 こちらをご覧ください。

この駅の特徴は、なんといっても「放送のボリューム」です。接近・停車中放送にも英語放送が付帯しているほか、日本語では一部の快速列車を除き、「今日もJR西日本をご利用いただきまして、ありがとうございます。ご利用のお客様にお願いいたします。列車が到着しましても、入り口片側を開けて、降りられるお客様を先にお通しください。また、ご乗車の際、押したり割り込んだりせずに、前の方に続いて順序よく、ご乗車ください。一部、列車とホームの間が広く空いているところがございます。乗り降りの際、足元にご注意ください。」という超ボリューミーな啓発放送もついているため、収録し甲斐があります。ぜひ、収録してみてはいかがですか?

3.スピーカー位置について

 この駅の良いところは、スピーカーが低いことです。ホームの一番木津寄りに設置してあるスピーカーは、ITV(※)の柱についていて、ITVを確認しやすいように低い位置に設置されています。また、ホームの端にあるため、人目を気にすることなく収録できます。ただし、屋根や壁がないため、風雨の対策は必須と言っていいでしょう。特に風対策は他の駅でも有効なため、準備しておくことをお勧めします。

ホーム端に設置されたスピーカー

このスピーカーの音質は、すごく良いというわけではないですが、密着するとイヤホンで聞いても問題ないくらいの音質で収録できます。また、ホームの反対側(京橋方)には、これよりも音質が良いスピーカーがありますが、人も多く設置場所も高いためあまりお勧めはしません。

※ITV・・・ITV設備は、監視カメラを用いて建物内部の重要場所を監視する防犯設備のひとつである。 … ITVは「industrial television」の略称であり、工業用に用いるテレビ:監視カメラを示した用語である。 ITV設備の目的は「カメラを見せることで犯罪の抑制を図ること」「事件や事故を録画して証拠とすること」である。(https://electric-facilities.jp/denki5/itv.htmlより引用)

https://electric-facilities.jp/denki5/itv.html こちらをご参照ください。

4.まとめ

 学研都市線は比較的列車の本数も多く、行きやすい・録りやすい駅だと思います。また、スピーカーの位置も低く初心者の方におすすめできる駅といえるでしょう。そして、初心者だけでなく、プロ(?)のかたもボリューム満点の放送を求めてお越しになるのはいかがでしょうか。SUNTRASの本気が見れる駅ですよ!また、大阪市内からは少し離れているため、大回り等で運賃を削減したりするのもいいと思います。それでは、また他の記事、YouTube動画でお会いしましょう。さようならー

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